【髪がベタベタ】頭皮脂の原因とは?美容師が選ぶおすすめのシャンプー3選も紹介!

頭皮に関する悩みやコンプレックスで多いのが、テカリベタつきで、そのほとんどの原因が表面に浮かぶ脂にあります。この頭皮脂、体質や先天的なものだとあきらめてはいませんか。
原因や対策方法を知っておけば、今よりも状態を改善できるかもしれません。
様々な原因と、すぐに実践できるものを含めた対策方法を見ていきましょう。

頭皮脂の原因とは?

①頭皮の汚れ

極めて当然の話ですが、余分な皮脂をそのまま放置しておけば、取り除かれないまま蓄積されていき、ベタついてきます。毎日髪を洗う習慣が無い人でテカリやベタつきがある人は、洗髪サイクルの見直しが必要でしょう。
また、朝シャン派の人も要注意です。人間は眠っている間に活発に成長ホルモンが分泌されます。一日のうちに分泌された皮脂をそのままにして眠ってしまうと、正常な成長が阻害される可能性があります。

②加齢

人間は加齢とともに基礎代謝が落ちていく傾向にあります。
また、運動をする機会が失われていき、筋力も低下していきます。すると若い頃にどれだけ油分の多い食事をしていてもベタつきに繋がらなかった体質の人であっても、上記の理由により体内で吸収されなくなり、過剰な分は体外へ排出されます。
これがベタつきです。老化により油分を体に吸収する量そのものが減ることも拍車をかけています。

③運動不足

デスクワークの増加や交通機関の発達などの理由により、現代人は慢性的に運動不足であるといわれています。
運動不足になると代謝が落ち、血行不良になりやすくなるので、体に十分な栄養を送れない状態になります。
すると肌の老化や栄養不足につながるのです。頭皮に栄養が届かない状態になると、ベタつきばかりか抜け毛や薄毛など別のコンプレックスの原因を生み出してしまいます。

④偏った食生活

食事に偏食の傾向がある人は要注意です。肉類や油を多用する揚げ物を食べすぎてしまうと、脂肪が体内に過剰にある状態になり、頭皮脂として分泌され、ベタつきやテカリの原因となります。
同じことはお菓子やスイーツなどの甘い物に含まれる脂質糖類にもいえます。もちろん偏食による影響は頭皮だけに留まらず、様々な病気や症状の原因となるので、食事のバランスの見直しが求められます。

⑤シャンプー

シャンプーをした後は、確かに洗い上がりは脂ぎった感覚が無く、さっぱりとします。しかし、市販されている安価なシャンプーには、合成界面活性剤が配合された洗浄力の強すぎるシャンプーが多く、不必要な頭皮脂はもちろん、本来コンディション維持に必要な皮脂までも除去してしまいます。
これを体が異常事態と判断し、より積極的に皮脂を放出するようになります。

頭皮脂を抑える方法とは?

①適度な運動

過剰な頭皮脂の他、色々な症状や病気の原因になりかねないこれらの傾向を改善するためには、無理のない範囲で運動をすることが大切です。
今まで全く習慣がなかった人がいきなり高負荷な運動をするとかえって怪我を誘発してしまうので、ストレッチやウォーキングなど低負荷な運動から始めてみてください。ストレス発散の効果も期待できます。

②食生活

脂を過剰に摂取する食事を続けると皮脂の分泌が過剰になり、頭皮や髪の健康に影響を及ぼします。
まず意識したいのがバランスです。
どの栄養素にしても、偏ってしまうと害になってしまいます。五大栄養素摂取カロリーを意識し、特に髪にいいとされるビタミン・ミネラル・タンパク質は積極的に摂取したいところです。外食の時は、バランスに優れた和定食を選ぶとよいでしょう。

③頭皮スプレー

頭皮のべたつきやかゆみ、臭いを抑えるために役に立つのが頭皮スプレーです。
頭皮の気になる場所に直接スプレーできるので、効果をはっきりと、ピンポイントで体感できます。ベタつくとかゆみも同時に起こることがありますが、かゆみに対しても効果的です。メントールを配合している製品が多くあり、使ってすぐに強い清涼感があるのも特徴的です。中には香り付きスプレーもあります。

④シャンプー

洗浄力の強すぎるシャンプーは、必要な皮脂まで洗い流してしまいます。比較的安価なシャンプーに見られる傾向ですが、かといって高級だから大丈夫だというわけではありません。
含まれている成分や個人で異なる頭皮環境との適応性で選ぶのがベストです。アミノ酸系シャンプーのように、洗浄力では若干劣るものの肌や髪に優しく、組織の修復や頭皮の保湿に役立つような性質があるといいでしょう。

⑤生活習慣

頭皮を含め、体全体のコンディションを健康な状態にするには、生活習慣の改善が欠かせません。
現代人が陥りがちな栄養不足・過多、睡眠不足、過剰なストレスは心身ともに体を不健康にしてしまいます。結果として頭皮環境が悪くなれば、それ自体もストレスになる悪循環が生まれます。
一気に改善するのは難しいでしょうから、簡単な食事のルールを設けるなど、できるところから始めていきましょう。

頭皮脂が気になる人におすすめのシャンプー3選

 

①チャップアップシャンプー

チャップアップシャンプーの画像
 

メーカー ソーシャルテック
価格/内容量 3,280円(税込)/300ml
洗浄成分(界面活性剤) ベタイン・アミノ酸系洗浄成分
シリコン ノンシリコン
商品特徴 美容師やスタイリストが使ってほしいシャンプー1位!

毛髪診断士と美容師が開発した、植物系成分やオーガニック成分など頭皮や髪を健康に保つ成分が独自に配合されているシャンプー、それがチャップアップシャンプーです。
無添加でノンシリコン、さらに弱酸性と、最大限髪や頭皮への優しさに配慮しています。石油系洗浄剤を一切使用せずに、アミノ酸系洗浄成分だけで洗えるというのも魅力のひとつです。

抜け毛と薄毛が気になり始めて使用を開始したところ、髪がふんわりしてきました。育毛用のシャンプーとしてもおすすめで、洗髪後の抜け毛が減少してきましたね。頭皮を育ててくれるシャンプーなので、頭皮状態が不安定な方に最適です!自身も2ヶ月ほど使用していますが、乾燥やオイリーに悩むことはなくなりました。無添加にこだわっているので、敏感肌の自分が使用しても違和感はありません(^_^) 今では頭皮のターンオーバーが正常化し、全体的に髪にコシが生まれてきました。

出典:シャンプー解析ラボ

 
公式ページはこちら

 

②スカルプDオイリー


 

メーカー アンファー
洗浄成分(界面活性剤) ベタイン・アミノ酸系洗浄成分
シリコン ノンシリコン
商品特徴 余分な皮脂や汚れをしっかり洗浄

芸能人やスポーツ選手のCMでおなじみのスカルプDブランドのオイリー肌専用シャンプーです。
全体の7割以上を頭皮ケアや潤い成分のために使い、直近では湿潤剤として植物由来成分のカッコンエキスが改良で加えられています。ベタつきの除去はもちろん、加齢によって失われる髪のコシやハリを取り戻す効果も期待できます。シリコンや合成香料、鉱物油など7つの無添加設計も特徴的です。

頭皮のベタつきに悩んで、お値段は少々高めですが思い切って購入しました。これが大当たり、泡立ちも良くさっぱりした洗い心地で頭皮スッキリしました!ベタベタする脂やフケも減りました。 ちょっと気になるのは洗い上がりに少々きしみとパサツキが出ることです。私の場合はトリートメントを合せて使用して対策しています。使い始めてから抜け毛が減って、髪の毛も増えてハリが出たようです。値段はそれなりですが良い買い物でした!

出典:シャンプー解析ラボ

 
Amazonで詳細を見る

 

③スカルプイズム


 

メーカー オルビス
洗浄成分(界面活性剤)
シリコン ノンシリコン
商品特徴 スキンケアのように頭皮を優しくケア

スキンケアのように優しく洗うことを標榜した「頭皮スキンケアシリーズ」のひとつが、スカルプイズムシャンプーです。
洗う」ことと「潤す」ことの両立を大切にしています。ノンシリコンで弱酸性のシャンプーで、泡パックのような豊かな泡立ちで汚れを落としつつ、ストレスセンサー成分やオウレンエキス成分などで保湿やダメージケアを行います。

泡立ちもよく軋みにくいので隅々までしっかりと洗えますし、ニオイやかゆみ、べたつきが取れてスッキリします。
汗をたくさんかいたり、蒸れたりで何かとトラブルを起こしやすい時期ですが、こちらのおかげで無事に過ごせています。
しっとりめの洗い上がりなので、乾かしても広がりにくく落ち着いた仕上がりなところも気に入っています。

出典:公式サイト

Amazonで詳細を見る

頭皮脂が気になる人の正しいシャンプー方法


いいシャンプーと出会えても、効果的に使えなければ意味がありません。
準備から洗い方、乾かし方までしっかり学んでおきましょう。

①ブラッシング

まずは下準備から始めます。髪をブラッシングして、汚れを浮かび上がらせておきましょう。髪の長い人はブラッシングによって絡まりがほぐれるので、シャンプー時に不必要にダメージを与えてしまうことを防ぐ効果も狙えます。

②予洗い

まずはお湯だけで髪を洗う、予洗いを行います。シャンプーを使う前に行うことで、お湯だけで洗い流せる汚れを落とせます。
また、シャンプーの前に髪をしっかり濡らしておけば泡立ちがよくなったり、使う量を減らすことができます。洗い上がりが不満で何度もシャンプーをしていた、あるいはたくさん使っていたという人は、この予洗いをすることで改善できるかもしれません。

③泡立てる

シャンプーを手に取り、泡立ててから髪に乘せて洗うようにしましょう。
いきなりシャンプーを塗布し、髪で泡立ててから洗う人もいるかもしれませんが、絡まって余計なダメージを与えたり、キューティクルが傷ついて剥がれてしまう原因になってしまいます。優しく洗い上げるためには欠かせないプロセスです。
泡立ちが悪い場合は、少量のお湯をなじませてみましょう。

④指の腹で洗う

泡立てた泡を頭に乘せたら、指の腹を意識し、優しく洗っていきましょう。
洗い残しが無いように、丁寧に頭全体を巡らせます。爪を立てたり、強くゴシゴシしないと洗った気になれないという人もいるでしょうが、頭皮を傷つけてしまうので避けるべきです。必要なのは余分な皮脂や汚れを除去することなので、指の腹で洗うだけで十分に落とすことができます。

⑤洗い流す

しっかり洗えたら、シャンプーをしっかりと洗い流してください。
シャンプーはあくまでも洗浄のための用途なので、残ることのメリットはありません。もし残ってしまうと、かえって汚れや頭皮脂の原因になってしまいます。「洗う時間の倍の時間をかける」ことを目安に推奨されることもあるくらいなので、念入りに洗いましょう。髪の長い人や密度が高い人は特に意識してください。

⑥ドライヤー

洗い終わったらしっかりドライヤーを使って乾燥させます。頭皮が蒸れたままだと雑菌が繁殖しやすく、臭いやかゆみなどの原因となってしまいます。
また、キューティクルは湿った状態では剥がれやすく、髪自体へのダメージも考えられます。

まとめ

頭皮脂は加齢や食事、運動量の低下など様々な要因で分泌量が増えていってしまいます。逆に言えば、原因さえわかってしまえば対策は可能だということです。
そしてその対策も、生活習慣や運動習慣の改善など他の病気や症状にも役立ちそうな方法ですから、実践して損はありません。そこに頭皮脂対策になるシャンプーを正しい洗い方で毎日使っていけば、いずれ改善の兆候は出てくることでしょう。